[2010年08月09日]

人の世の淋しさ木槿咲きにけり

角川春樹

木槿(むくげ)が秋の季語。きはちす、もくげ、花むくげも同意の季語です。
わたしの住んでいるマンションの庭、「風の広場」に木槿があり、夏の終わりごろになると白い花を咲かせます。
アオイ科の落葉低木で中国の原産。この花は朝鮮半島に多く、韓国の国花になっています。
木槿は、朝開いて夕方にしぼむので、白居易の「松樹千年終に是れ朽ち、槿花一日自ら栄を成す」から来ています。これから人間の栄華のはかなさをたとえたことわざが生れました。
この句は、まことにストレートに木槿の特性をとらえていますね。華やかの後の淋しさをよく表しています。
作者かどかわ・はるきの紹介は、2005年6月18日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・昨晩からの雨で温度も下がり、過ごし易くなっています。

投稿者 m-staff : 2010年08月09日 10:30

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