[2010年08月24日]

朝顔の終の一花は誰も知らず

福田蓼汀(1905~88)

朝顔が秋の季語。牽牛花、朝顔の実も同意の季語です。
熱帯アジアが原産地。日本には中国から渡来して、江戸の後期に園芸植物として大きく改良発達しました。鉢植えや垣根さらには日よけ用に植えて楽しんでいますね。何にでも巻きつく蔓は左巻き。早朝に花を開いて午前中にはしぼみます。夏の花として親しまれていますが、秋の季語とされています。
この句の「終(つい)の一花」が効いていますね。それぐらい朝顔には繁殖力があり、いつまでも元気に咲いています。
同じ作者に次の句があります。
朝顔や天を仰ぎて嗽ぐ   蓼汀
「嗽(くちそそ)ぐ」は、難しい読みですね。
作者ふくだ・りょうていの紹介は、2005年3月10日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・蝉の声がいささか小さくなって虫の声が聞こえてきます。

投稿者 m-staff : 2010年08月24日 11:02

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