[2010年08月29日]

ゆつくりとはたりと暮れぬ葉鶏頭

森 澄雄(1919~2010)

葉鶏頭が秋の季語。かまつか、雁来紅(がんらいこう)なども同意の季語です。
ヒユ科の1年草、インドが原産。淡い緑や紅色の小さな花が葉っぱに球状に集まって咲きますが、ひっそりと目立たず、もっぱら花ではなく美しく色づく葉を観賞します。9月ごろになると緑の葉が真紅、紅紫、黄色など鮮やかに葉を染めてきます。
作者は8月18日に91歳で亡くなりました。まるでこの句のような生涯を終えられました。合掌。先に亡くなった奥様への鎮魂歌に優れた作品を残しました。
同じ作者に次の句があります。
道の辺に陽の葉鶏頭妻うせし   澄雄
いまははやしんじつひとり花薄
飲食をせぬ妻とゐて冬籠
作者もり・すみおの紹介は、2005年2月22日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・イチローのヒットあと35本で200本。
 一球に一喜一憂蝉しぐれ   風伯

投稿者 m-staff : 2010年08月29日 10:02

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