[2010年09月06日]

湖の辺の古潭陋屋とりかぶと

松崎鉄之介

とりかぶと(鳥兜)が秋の季語。兜花、烏兜も同意の季語です。
この句の「湖(うみ)」は阿寒湖で、「古潭(こたん)」はアイヌの部落。「陋屋(ろうおく)」は、ひなびた古い家のことです。
鳥兜は、濃い紫色のとても美しい花で観賞用に栽培されています。山に自生している鳥兜は、むかしアイヌが熊狩りをするときに毒薬として使いました。茎も根も葉もすべて毒性が強いのですが、根は乾燥させて鎮痛剤に使用します。
わたしの作った鳥兜の句は次のとおり。
阿寒湖のピリカの悲歌や鳥兜  風伯
ピリカは、美しいという意味でアイヌの乙女のこと。
作者まつざき・てつのすけの紹介は、2005年4月8日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・下巻」創元社、2008年刊)
・今年の日本のプロ野球は、両リーグともにしのぎを削っていて、試合ごとに順位が入れ替わる珍しい年ですね。

投稿者 m-staff : 2010年09月06日 10:12

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3329