[2010年09月10日]
洋梨が版画のやうに置いてある
長谷川 櫂
洋梨が秋の季語。梨子(なし)、ありのみ、水梨、円梨なども同意の季語です。
梨は、大別すると「長十郎」に代表される赤梨と「二十世紀」系の青梨。梨の花は春、梨の実は秋の季語。
「ラ・フランス」は洋梨の代表選手。毎年、山形から送っていただいて感謝しています。
この句の洋梨は、きっとラ・フランスでしょうね。さらに「版画」が効いていますね。版画の中に梨が描かれている情景が浮かんできます。
作者はせがわ・かいは、1954年熊本県生れ、俳句は平井照敏に学び、後に飴山 實に師事し、現在は「古志」を創刊・主宰しています。朝日新聞俳壇の選者の一人です。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・体にやさしい久しぶりに涼しい朝を迎えています。明日はまた暑そうです。イチローは200本まであと17本、今日は移動日。
投稿者 m-staff : 2010年09月10日 09:51
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