[2010年09月13日]

桃食べしあとのナイフをきらめかす

寺田京子(1925~76)

桃が秋の季語。桃の実、毛桃、白桃(はくとう)水蜜桃(すいみつとう)も同意の季語です。
桃の季節ですね。このところの暑さの中で、食卓に桃を見つけると一気に食欲が戻ってくるようです。
中国が原産ですが、古くから日本に栽培、邪気を払う力があるとされました。「桃太郎」然り。白桃、水蜜桃のほかに皮に毛のないつばいもも(あぶらもも)、果肉が黄色の黄桃(おうとう)、扁平なはんとう、観賞用の花ももなど多岐の品種に分かれています。
この句は、いささか物騒な趣があります。桃を食べたあとのナイフをきらめかせて一体何が始まるというのでしょうか。桑原桑原。
作者てらだ・きょうこは、札幌市の生れ、若くして呼吸器疾患にかかり、闘病しました。俳句は、加藤楸邨の「寒雷」に投句。「寒雷」「杉」の同人。病を背負いながら脚本家として活躍。句風は生命の躍動感に溢れています。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・FAになっていた岩村選手がアスレチックスに入団。まだまだがんばらなくちゃ。

投稿者 m-staff : 2010年09月13日 09:57

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