[2010年09月28日]
さよならと穴からの声秋の声
坪内稔典
秋の声が秋の季語。秋声も同意の季語です。
この句の「穴からの声」は、蛇の声でしょうね。蛇は春彼岸には穴を出て、秋彼岸には穴に入るといわれています。季語の「蛇穴に入る」は、秋の季語です。
ここで「さよなら」というのは蛇ではありません。夏の暑い盛りから秋の清涼の季節を過ぎて、蛇ももうそろそろゆっくりと冬眠に入りたいと思っている事でしょう。特に、今年は蛇もうだるような暑さが連日続きました。
「秋の声」という季語は、なかなか作るには難しい季語ですね。
作者つぼうち・としのりの紹介は、2005年2月7日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・中に問題があるときは、外へ打って出る、現在の中国。我が国は、冷静な毅然とした態度で対応すること。
投稿者 m-staff : 2010年09月28日 10:07
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3352