[2010年10月03日]

秋風をきくみほとけのくすりゆび

澤木欣一(1919~2001)

秋風が秋の季語。秋の風、秋風(しゅうふう)、素風、金風、鳩吹く風なども同意の季語です。
秋風は西南から西の風、少しずつ冷たさを加えてゆきます。
色では素風(白い風)です。この句は、「秋風(あきかぜ)」だけが漢字で、あとはすべて「ひらがな」になっています。わびしさがいっそう際立った作り方ですね。まことにうまい表現です。これを、「聴く御仏の薬指」としては余情が伝わってきません。くすりゆびは、薬を溶かすときに主にこの指が使われることから名づけられました。みほとけの大いなる愛を感じさせてくれる表現ですね。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・寒暖の差が激しい季節で風邪をひきそうですね。体調に気をつけましょう。

投稿者 m-staff : 2010年10月03日 09:52

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