[2010年10月08日]

雲の上に雲流れゐむ残り菊

赤尾兜子(1925~1981)

残り菊が秋の季語。残菊、菊残るも同意の季語です。
9月9日の重陽の節句以後に咲いた菊を残菊といいます。「六日の菖蒲、十日の菊」は、5月5日(端午の節句)、9月9日(重陽の節句)を過ぎたあとの菖蒲と菊のことで盛りを過ぎたものの例えとして使われます。しかし、現在ではこの季節感が失われていますので、秋の只中の庭などに咲いている菊をいうのが普通でしょうね。
作者は前衛俳句の旗手と呼ばれましたが、この句に関しては雲の上に雲が流れているとただそれだけを平明に伝えてくれます。ただし、禅的な世界のように見えます。
今年の寒露は今日。24節気のひとつ。「この月冷寒次第につのり、露むすんで霜とならんとするゆゑ、寒露と名づく」(改正月令博物せん)とあります。北海道ではそろそろ初氷が記録されます。
作者あかお・とうしの紹介は、2005年10月25日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・テキサスがタンパベイに、ニュヨークがミネソタに2連勝、王手。予想が外れました。

投稿者 m-staff : 2010年10月08日 10:16

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