[2010年10月19日]

秋の夜や旅の男の針仕事

小林一茶(1763~1827)

秋の夜が秋の季語。秋夜、夜半の秋、秋の宵なども同意の季語です。
この句は一茶が31歳、1793(寛政5)年の作品。寛政4年30歳の春、先師竹阿の足跡を慕って西国行脚に出かけ、遠く四国・九州まで遍歴し。各地の俳人に出会い、俳諧の修行に努めました。その折に作ったのがこの句です。
暗い行灯の下でおぼつかない姿で男が針仕事をしているのはわびしいものですね。この句のような、まったくもってそのとおりの情況が目に浮ぶようです。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:新訂「一茶俳句集」、岩波文庫、1997年刊)
・北風が裏の武山に当ってごうごと音を立ててぶつかってきます。少しずつ秋も深まって来ています。

投稿者 m-staff : 2010年10月19日 10:13

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