[2010年10月25日]

十ばかり叩きてやめぬ鉦叩

三好達治(1900~64)

鉦叩(かねたたき)が秋の季語。
窓の下で、チンチンチンと澄んだ声で鳴いています。蟋蟀(こおろぎ)の仲間で雄は1センチほど、雌はもっと大きく肥えています。
昔から鉦叩は、鳴き声だけが印象的でその姿を見ることはなかなかありませんね。鳴き声が鉦を叩くようなので鉦叩といいますが、江戸時代には鍛冶屋虫とも呼ばれていました。美しい可憐な声とも言うべきでしょう。
この句は「十ばかり」で鳴くのを止めてしまった鉦叩の声が哀れで、心配になった作者の心優しい思いに共感してしまいました。
作者みよし・たつじの紹介は、2005年4月9日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・サンフランシスコ・ジャイアンツとテキサス・レンジャーズのワールドシリーズを予想した記者がいれば敬意を表します。それほどに意外な組み合わせ。28日からスタート。

投稿者 m-staff : 2010年10月25日 09:53

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