[2010年10月29日]

農継がぬ息子のシャツを案山子着て

津田清子

案山子(かかし、かがし)が秋の季語。
ユーモラスにしてどこかペーソスのある句ですね。農業人口は、サラリーマンの給料と同じでどんどん右肩下がりになっています。
案山子は、田畑の収穫を鳥獣から守る仕掛けで、「嗅がし」から出た言葉です。もともとは鳥獣の毛や肉を焼いて、その匂いで鳥獣を追い払ったことから始まっています。地方によっては農神として大事にする風習があります。
この句は、現代の一側面を見事に捉えていますね。
作者つだ・きよこの紹介は、2007年1月6日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、、2010年刊)
・今は静かですが、強烈な台風14号の動きに注意が必要です。関東地方をうかがっています。

投稿者 m-staff : 2010年10月29日 10:12

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