[2010年10月31日]

縋りたい縋りつきたい薄の穂

榊原風伯

薄の穂が秋の季語。薄、芒、尾花、花芒、薄野、糸芒なども同意の季語です。
札幌の薄野の近くの小学校を卒業して、「薄野」とは淋しい名前の地名だ、と小さいころは思ってみたものです。それが内地に来てさまざまのところの芒を見るにつれて、薄の野原もいいものと思いました。
薄の穂が風に揺れている様子は、見ている自分の心の中の不安を見透かされているようで、いつも心穏やかではありません。それこそ近くにあるものに縋(すが)りつきたくなる気分になるときがあるのは誰しもでしょうね。
(出典:「雲雀」2003年12月号より)
・一時はどうなるかと思いましたが、台風14号がそれてほっとしましたね。晴れて相模湾が良く見えます。

投稿者 m-staff : 2010年10月31日 10:04

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