[2010年11月01日]

露寒や死ねと囁く夜の汐

鈴木真砂女(1906~2003)

露寒(つゆさむ)が秋の季語。露寒し、露霜寒しなども同意の季語です。
11月は霜月。霜が降る月です。そろそろ忘年会の案内が届くころです。また、今日から年賀状が売り出されます。
この季語からは、晩秋の寒さがひとしお身に沁みてきますね。10月下旬から11月なると露の降りる日の中に、霜の降りる日も混じってそぞろに寒さを覚えます。
この句は、男女の愛憎を17音に鋭くまとめています。夜の海の汐から「死ねと」囁かれたらどうしましょうか。何やら不倫の匂いもするようですね。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今朝方、大雨注意報が出されましたが、いまは晴れています。

投稿者 m-staff : 2010年11月01日 09:50

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