[2010年11月16日]

行乞をもて木枯にうち向ふ

藤田湘子(1926~2005)

木枯(こがらし)が冬の季語。
今年の木枯し1号は10月27日。晩秋から初冬にかけて吹く、強く冷たい風をいいます。木枯しが吹くと気温は急に下がって、ときには雷雨にもなります。竜巻が起きるのが今年の特徴です。
この句の「行乞(ぎょうこつ)」とは、托鉢僧が喜捨を求めて道端や家々を訪ねて歩くことをいいます。僧が木枯しにうち向かいながら祈っている姿は神々しく感じますね。「うち向かふ」というのは「立ち向かう」とは存念において違って
意味合いがありますね。この句は、1984(昭和59)年発行の第6句集「一個」に所収されています。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005年4月22日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・日本海側は雪、太平洋側は木枯し。寒くなりました。

投稿者 m-staff : 2010年11月16日 10:05

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