[2010年11月21日]

憂きことを海月に語る海鼠かな

黒柳召波(1727~71)

海鼠(なまこ)が冬の季語。黒海鼠(くろこ)、赤海鼠(あかこ)、海鼠腸(このわた)、海鼠突く、海鼠舟、海鼠桶なども同意の季語です。
海鼠は、好き嫌いの激しい食べ物です。酒好きには応えられない逸品。食用にするものの代表はまなまこで海の岩の下などにいます。酢にしたり、煮干にしたり、酒のつまみにします。腸は塩辛にしてこのわた、卵巣はこのこで、酒のつまみによいものです。
この句は、世の中のつらい憂きことをなまこが海月(くらげ)に語る。というユーモラスな中にもペーソスがあります。
作者くろやなぎ・しょうはは、京都生れ、商家に育ち、江戸に出て漢詩を学び、同門の蕪村と知己をむすぶ。後に京都に戻り、蕪村に師事。俳句集に「春泥集」があります。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・北海道の友達から、イカ、カレイ、サンマ、ホッケそれに口黒マスの冷凍パックが届きました。余りの大きさにびっくり。
・・富士山が雪化粧をしました。

投稿者 m-staff : 2010年11月21日 09:46

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