[2010年11月24日]

雑炊をこのみしゆゑに遁世す

高浜虚子(1874~1959)

雑炊が冬の季語。おじや、鳥雑炊、鴨―、河豚―、牡蠣―、韮―、芋―、餅―など多くの同意の句があります。
北海道ではもっぱら「おじや」でした。雑炊は、残った味噌汁やすまし汁に冷や飯を入れて煮たもの。白米から煮立てて味をつけて、野菜や魚鳥の肉を加えるさまざまな雑炊があります。雑炊は米が少なくてすみ、おかずがいらなく、体が温まる冬の食べ物です。
この句の遁世(とんせい)は、俗世を嫌い仏門に入ることや隠居したことをいいます。雑炊が好きな人はこの世の汚濁が嫌いな事はうなずけますね。
同じ作者に次の句があります。
雑炊や後生大事といふことを   虚子
雑炊に非力ながらも笑ひけり   虚子
諧謔味がありますね。
作者たかはま・きょしの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・朝鮮半島はいつの時代も紛争の火種です。今回の北朝鮮の暴挙は、金正日のあがきでしょう。

投稿者 m-staff : 2010年11月24日 10:08

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