[2010年11月28日]

万両は兎の眼もち赤きかな

加賀千代女(1703~75)

万両が冬の季語。
ヤブコウジ科の常緑小低木。万両は千両よりもまさるという意味の名で、千両よりも実が大きくて紅の色が重々しいのが特徴です。千両よりも背が低く、やや暗い感じがします。
夏に白い小花を枝先に開き、実は冬に赤く熟しますが落ちることはありません。千両は、葉の上に実をつけますが、万両は葉の下に垂れています。正月の飾りにもよく使われています。
この句は、当たり前の事ですが、平明にして情景をよく写し取っています。万両の実は、赤い兎の眼みたいと言うのは女性らしい捉えかたで今の時代にも通じますね。
作者かが・ちよじょの紹介は、2008年8月4日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・上巻」創元社、2008年刊)
・太田和彦の「ニッポン居酒屋放浪記」を読みながら、「グーグルアース」でその場所を確かめています。わたしにとっては行った事の無いところばかりです。

投稿者 m-staff : 2010年11月28日 10:01

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