[2010年11月30日]

枯葦やトランペットの風渡る

榊原風伯

枯葦(かれあし)が冬の季語。枯芦、枯蘆、蘆の枯葉、枯葦原なども同意の季語です。
葦は、イネ科の多年草で水辺に生えています。世界でもっとも分布の広い植物の一つと言われています、冬になると穂はほうけて、葉も下ほうから落ちてゆき、ついに茎だけになると言う状態になります。日本は、昔から「豊葦原の瑞穂の国」といわれ、葦が多くの歌に詠まれています。
この句の原風景は、若者が荒涼とした強い風の河川敷のグラウンドでトランペットを嫋嫋と吹いています。この楽器は勇ましくもあり、また悲しい思いを込めて吹かれる事が多いようです。いまやっているNHKの朝ドラ「てっぺん」の女主人公あかりもトランペットを吹いています。
(出典:「炎環」、2006年1月号より)

投稿者 m-staff : 2010年11月30日 10:09

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