[2010年12月04日]

鷹一つ天のまほらをのぼりゆく

長谷川 櫂

鷹が冬の季語。熊鷹、ちゅうひ、のすり、荒鷹、若鷹、刺羽なども同意の季語です。
鷹を見る機会が少なくなりましたね。鷹のくちばしは、強くて鋭く曲がり、脚には強い大きな爪があり、小さな鳥や獣を襲って食べます。姿に威厳があって、昔から尊重され、武士は鷹狩をよく行いました。
鷹は、ワシタカ科でオオタカ、ハイタカ、ミサゴ、トビなどの総称です。三浦半島ではトビが毎日鳴いています。猛禽類のうちで大形で強力な種を鷲と呼び、その他の種が鷹と呼ばれます。
この句の「まほら」は、すぐれた良い所、国をいいます。同意に「まほらま、まほらば、まほろば」があります。冬天の一角を鷹が悠然と飛んでいる様子がうかがえます。
作者はせがわ・かいの紹介は、2010年9月10日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の鳥」創元社、2007年刊)
・大風が北へ去って、雪をかぶった秀麗な富士山が現れました。相模湾は凪いでいます。

投稿者 m-staff : 2010年12月04日 09:30

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