[2010年12月12日]
アメフト部、半世紀ぶりの快挙ならず 津田俊樹
津田俊樹 昭和49年度卒業
12月12日(日)、東京・調布市のアミノバイタルフィールドで、関東学生アメリカンフットボールリーグ1部入れ替え戦が行われ、今季2部Bブロック2位の学習院は1部Bブロック7位の立教に35-10で敗れました。勝てば、51年ぶりの1部という快挙でしたが、厚い壁に阻まれて夢は来季に持ち越されました。
前日の11日夜、深秋会の有志で作る「新秋会」の冬の飲み会が開催され、その席上、榊原さんをはじめ15人の出席者を前にして、私は「あした母校や、みなさんを裏切ります」と宣言しました。
何のことかわからないでしょう。実は、わが息子が立教アメフト部の4年生なのです。今季の開幕戦(対東大)でタッチダウンを決めた際、右ひざ靭帯断裂の重傷を負い、わずか3プレーで戦列を離れてしまいました。母校との入れ替え戦が決まると、息子からは「どちらを応援するんだ?」と究極の選択を求められました。それゆえ、みなさんの前で先ほどの宣言をする次第となったのです。
試合は学習院がトリックプレーを馳駆して立教を翻弄、前半は10-7で折り返しました。しかし、後半になると地力の差が出て逆転され、終わってみれば25点差がついていました。息子は試合終了直前のプレーに加わり、学生時代最後を締めくくりました。
今回の入れ替え戦では、学習院の監督、OB会長が同級生ということもあり、会場で何人かのOBと久しぶりの再会を果たすことができました。卒業して35年が過ぎましたが学生スポーツの良さを改めて感じました。
田中先生をはじめ、深秋会のみなさん、裏切って申し訳ありません。学習院アメフト部の来季の活躍に期待するとともに、時間があれば応援に行きましょう。
投稿者 OB-OG : 2010年12月12日 21:56
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