[2010年12月14日]

短日や国へみやげの泉岳寺

久保田万太郎(1889~1963)

短日が冬の季語。日短、日短し、日つまる、暮早し、暮易し、短景なども同意の季語です。
日か短くなりましたね。午後はあっという間に暮れてゆきます。干し物を入れるタイミングがとても早くなりました。
秋分、春分に昼と夜の時間が同じになり、その間、冬至のころが最も短くなります。寒く暮れやすい日が冬の心細さを伝えてくれます。
この句は、「忠臣蔵」を題材にとって、今日12月14日は義士祭で、赤穂四十七士の墓所である東京・芝高輪の泉岳寺は参拝客で賑わいます。東京見物を終えて、日が暮れるから早く義士祭を見て土産を買って国へ帰ろうと言う雰囲気が良く分かります。
同じ作者に次の句があります。
短日やにはかに落ちし波の音 万太郎
これもまた季語がうまく生かされています。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・松井選手はアスレチックスへ入団が決定のようです。膝が心配ですが、体をケアして1年フル稼働してください。

投稿者 m-staff : 2010年12月14日 10:07

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