[2010年12月19日]

枯蔓の引かれじとする力かな

富安風生(1885~1979)

枯蔓(かれづる)が冬の季語。枯かづら、蔓枯る、蔦枯るも同意の季語です。
枯蔓は、蔓性の植物の枯れたものをいい、枯れてまといついている姿は、侘しくて面白い光景です。その種類をあげれば、つた、ふじ、のぶどう、えびづる、あけび、すいかずら、つるうめもどき、やまのいも、やぶからしなどが色々なものに絡んだり、縋ったりしてそれぞれ独特の雰囲気と性格を見せています。
この句は、枯れた蔓を見て、引かれても反発する盛んなころの姿を思い出しています。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・寒いですね。富士山も凍っているようです。

投稿者 m-staff : 2010年12月19日 10:08

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