[2011年01月15日]

松とりて世ごころ楽し小正月

高井几董(1741~89)

小正月が新年の季語。望正月、二番正月、花正月、若正月、女正月なども同意の季語です。
小正月は、元旦の大正月に対して、14日の夕から15日、16日にかけて祝われる正月。小正月の小は、私的の意味で、女の正月としたり、農作の吉を占ったり、年占いが行われます。農家にとっては大事な日ですが、このところの農業の退潮化はこのような儀式も廃れ始めているのかもしれません。
この句は、松も取れて正月の改まった気分から世ごころを取り戻した庶民の感性を江戸時代のよすがとして現代に伝えてくれます。
今日、明日と大学入試センター試験。毎年、受験生にはつらい季節ですね。
作者たかい・きとうの紹介は、2010年12月15日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・今日は横浜で初句会。

投稿者 m-staff : 2011年01月15日 09:07

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