[2011年01月16日]

やぶ入の寝るや一人の親の側

炭 太祇(1709~71)

やぶ(薮)入が新年の季語。家父入・養父入(やぶいり)も同意の季語です。
近頃では珍しくなりましたが、奉公人が正月および盆の16日に一晩か二晩の暇を得て親元に帰ることをいいます。薮入りは戦前まで続いていましたが、戦後は労働三法などの規制で見かけられなくなりました。
本来の薮入りは、家を出ているものが生家へ帰って親に会い、家の大切な祭に参加すると言う事でした。ですから家父入と表したりしました。
この句は、母ひとり、子がひとりの家でしょうね。久しぶりに母子が会って一晩中話が尽きません。そのうちに安心と安らぎに包まれてよい夢の世界に引き込まれてゆきました。
作者たん・たいぎの紹介は、2007年7月 8日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・雪雲がそこまで顔を出しています。

投稿者 m-staff : 2011年01月16日 10:35

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3470