[2011年01月20日]

大寒の富士へ向つて舟押し出す

西東三鬼(1900~62)

大寒が冬の季語。
今日は大寒。大寒という言葉の響きには、「非常に寒い」という印象があります。確かに毎年この日は寒いですから、朝起きて蒲団から抜け出すときには声を出して起き上がります。
大寒は、24節季のひとつで立春前の15日間を言います。
作者の晩年は湘南に住んでいて、毎日富士山を眺めていました。住んでおられた葉山よりは江ノ島のほうから大寒の富士山に向かって舟を漕ぎ出したように思います。
同じ作者に次の句があります。
大寒や転びて諸手つく悲しさ  三鬼
寒さで両手をふところかポケットに入れていた様子がわかりますね。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・金物に触ると静電気でぴりぴりします。

投稿者 m-staff : 2011年01月20日 09:44

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