[2011年01月24日]

見えぬ一病憎み愛し冬ざるる

角川源義(1917~75)

冬ざるるが冬の季語。冬ざれ、冬されも同意の季語です。
冬ざるるは、俳句的表現の言葉ですね。日常ではほとんど使われませんが、語感から冬の雰囲気を伝えてくれます。
冬ざるるは、冬になり、草木が枯れて、北風が吹き、荒れた山野が荒涼とした景色をいいます。寂れた様子が冬ざれです。
この句のように、直す事の出来ない難病に罹っていて、しかし、その病を憎みながらも愛して仲良くする以外に方法の無いやるせない気持ちがひしひしと伝わってきます。
特に癌は、遺伝子の突然変異によって正常な機能を失ってしまった細胞がとめどなく増殖を繰り返します。憎むべき病気のひとつです。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・お年玉年賀葉書の切手シート、今年は4枚、去年は10枚。

投稿者 m-staff : 2011年01月24日 10:05

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