[2011年01月25日]

短日の気息のままに暮しけり

阿部みどり女(1886~1980)

短日(たんじつ)が冬の季語。短日(ひみじか)、短日し、暮早し、日つまるなども同意の季語です。
冬になると午後4時過ぎから日の入りになりますから、本当に冬の日は短いですね。あわただしく日が暮れるから、人の動きもせわしなく感じられます。
この句はそのせわしなさを気息という言葉で表現しています。
気息は、いき、息づかい、呼吸をいいます。時間の感覚が短日と言う言葉にみごとに集約されています。
作者あべ・みどりじょの紹介は、2005年6月 2日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今晩10時は、サッカーアジアカップの韓国戦。見応えのある試合を期待します。気力の充実しているほうが勝ち。

投稿者 m-staff : 2011年01月25日 10:09

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