[2011年01月29日]

冬旱独語の後は首ふりて

能村登四郎(1911~2001)

冬旱(ふゆひでり)が冬の季語。
横須賀は、昨年の12月21日以来、雨が降っていません。農作物に被害が出そうな状況です。
冬旱は、晴天が続いて雨の無いことをいいます。冬型の気圧配置で、太平洋側は降雨量がもっとも少なくて、とくに関東・東海地方では寒中に北西の季節風が吹き荒れて、雨がまったく降らない状態になります。渇水の恐れもあります。
この句は、冬旱の最中、独り言のあとでどうしようもないと首を振っている一人の男の哀愁が感じられます。
同じ作者に次の句があります。
傷なめて傷あまかりし寒旱  登四郎
これもいい句ですね。孤独感が窺がえます。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・昨日の武山不動尊の初不動は、天気もよくて多くの人が参拝しておりました。

投稿者 m-staff : 2011年01月29日 09:56

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