[2011年02月02日]

うらぶれし冬にも心遺すなり

相馬遷子(1908~76)

うらぶれし冬が冬の季語。冬尽く、冬終る、冬果つ、冬行く、冬去る、冬の名残、冬の限り、冬の別れ、冬送るなど多数の同意の季語があります。
暦の上で冬が終ってもこれから寒さも本番になります。やはり2月も終わり、3月のお水取りまでは寒さが続きますね。「日めくり俳句」は、2月4日から「春の季語」になります。毎年、誰よりも早く春をイメージできるのを楽しみにしてきました。
この句は、暗いうらぶれた冬の間にも日常の推移は早く、冬の間に起こったさまざまなことを思い出しています。きっと作者は良いことを思い出している事でしょうね。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・ドナルド・キーン著「明治天皇を語る」(新潮新書)を読みました。昨夏、猛暑の中で「明治天皇(上・下)」(新潮社)を読破しましたが、これはその解説版。明治天皇の素晴しさを外人に教えてもらう不思議さを感じています。

投稿者 m-staff : 2011年02月02日 10:23

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3487