[2011年02月05日]

早春の山笹にある日の粗らさ

細見綾子(1907~97)

早春が春の季語。春早し、春さき、春淡しも同意の季語です。
立春後しばらくの間を早春といいます。暦の上では春ですが、体感としては冬です。言葉の上でギャップがありますね。しかしながら、降り注ぐ日の光や小川の水の響きなどはどこかに春の気配がしてくるようです。
この句にあるように、裏の武山を散歩していると、山笹に当る日の光が粗(あ)らく見えます。言い得て妙の光景ですが、作者の目の付け所に感心します。早春のころの太陽の光は弱く頼りなげに映ります。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・ベランダに節分の豆撒きのときの豆が転がっています。当方は今年の豆撒きを省略してしまいました。

投稿者 m-staff : 2011年02月05日 10:13

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