[2011年03月16日]

雛菊のはやむなしさの首傾ぐ

河野多希女

雛菊が春の季語。デージー、延命菊、長命菊も同意の季語です。
名前の通りに、可憐な感じの花で花壇などによく植えられています。花期が長いことも特徴のひとつです。2月ごろから秋にまで咲いています。原産地は西ヨーロッパ。一重、八重のものがあり、淡紅色、赤、赤紫、絞りなどの色があります。
この句は、いろいろな意味合いがあります。首を傾げて世の習いの空しさを雛菊に感じています。
・福島原発の原子炉事故は、最悪の「炉心溶融(メルトダウン)」が起きつつあります。「炉心溶融」の俗称は、1979年映画にもなった「チャイナ・シンドローム」で、もともとは過熱したウラン燃料が周囲の原子炉を溶かして何十トンものどろどろの放射能の塊りとなり、原子炉格納容器の床を溶かし、土を溶かして、遂には地球の裏側の中国にまで達すると言う架空の最大想定事故のシナリオからとられたものです。
危機管理には、「情報」、「判断」、「行動」の三つが不可欠であるといっています。(田中靖政著「原子力の社会学」、152p、電力新報社、1996年刊)恩師はいい本を残しています。
作者こうの・たきじょの紹介は、2008年10月7日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花・春」TBSブリタニカ、2001年刊)

投稿者 m-staff : 2011年03月16日 10:36

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