[2011年03月23日]

みちのくの山笑ひをり昼の酒

青柳志解樹

山笑うが春の季語。笑ふ山も同意の季語です。
みちのくが東日本大震災で苦しんでいます。今日もまだ余震が続いています。
春の山は、木々が芽吹き始めて、全体に膨らんで見えます。それがいかにも穏やかに笑って見えるから不思議ですね。
「臥遊録」には、「春山淡冶(たんや)にして笑ふがごとし、夏山は蒼翠(そうすい)にして滴るがごとし。秋山は明浄にして装ふがごとし。冬山は惨淡として眠るがごとし」とあります。これにより、「山笑う」「夏山」「山装う」「山眠る」など擬人法による季語が生れました。
この句は、陸奥の山野を旅行した作者が昼酒を飲みながら駘蕩の気分でおられるように思います。
作者あおやぎ・しげきの紹介は、2005年10月12日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・甲子園で選抜高校野球が始まりました。「がんばろう日本」。

投稿者 m-staff : 2011年03月23日 10:03

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