[2011年03月27日]

沈丁の匂ふくらがりばかりかな

石原八束(1919~98)

沈丁(じんちょう)が春の季語。沈丁花、丁字、瑞香も同意の季語です。
この句のように、春を告げる沈丁花の匂いは、暗がりの中でも強烈に伝わってきます。かなり前に、横浜の中華街で沈丁花の匂いがしていましたが、中華料理の八角の匂いと交じり合って不思議な感じがしました。
じんちょうげ科の常緑低木。中国から室町時代以前に渡来したと言われています。3,4月ごろに強い芳香とともに開花します。花の外側は紫がかった紅色、内側は白です。花びらのように見えるのは萼です。沈香と丁字の香を併せ持った香があるところから沈丁花と呼ばれています。
作者いしはら・やつかの紹介は、2005年4月5日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・センバツを見ながら福島第一原発のことを考えています。

投稿者 m-staff : 2011年03月27日 10:42

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