[2011年04月03日]

連翹に混みあふ夕日猫がゆく

倉橋羊村

連翹(れんぎょう)が春の季語。いたちぐさ、いたちはぜも同意の季語です。
黄色い花をびっしりとつけた連翹が咲き始めました。花盛りの連翹はいかにも春らしい雰囲気を伝えてくれます。夜になってもはっきり見えてぼんやりしたおぼろな月夜も風情があります。
中国産の落葉潅木で高さは2メートルほどになります。枝は伸びて垂れて土につくと根を下ろすのでいたちぐさ、いたちはぜの俗名があります。
びっしりとつけた連翹の花の下を、この句の猫はとてもどっしりと悠然と歩いています。作者には猫の句によいものがあります。
春の塀歩く軽量の猫として  羊村
作者くらはし・ようそんの紹介は、2006年7月21日を参照。
(出典:佐川広治著「季語の花・春」TBSブリタニカ、2001年刊)
・森永晴彦著「原子炉を眠らせ、太陽を呼び覚ませ」(草思社、1997年刊)では、すでに今回の原発事故を予測し、放射能に対しての市民防災体制の不備を指摘しています。

投稿者 m-staff : 2011年04月03日 10:23

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