[2011年05月01日]

春更けて諸鳥啼くや雲の上

前田普羅(1884~1954)

春更(ふ)けてが春の季語。春深し、春闌(はるたけなわ)、春闌(た)くも同意の季語です。
早いものでもう5月になりました。暦の春は5月5日で終わり、6日からは立夏です。
桜の花も散って、桜の葉の間にわずかに花が残っています。周りの木々は新たな緑の海を広げています。春も深まりました。暮の春、行く春、春惜しむという季語とも関係してきますが、春との別れと言うよりは春の盛りが過ぎたとするほうが当っています。
この句は、春が深まってきて、雲の上から元気に色々な鳥が囀っている様子がうかがえます。のどかな風景ですね。
今日はメーデー。原発反対のデモがありそうですね。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2011年05月01日 09:38

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