[2011年05月15日]

遠ざかる遍路の鈴や捩花

有馬朗人

捩花(ねじりばな)が夏の季語。ねじばな文字摺草(もじずりそう)、もじばな、ひねりばななども同意の季語です。
マンションの「風の広場」には、風に乗って飛来した捩花がいたるところに咲いています。ちょっと見には雑草と見間違われて抜かれてしまうこともあります。ラン科の多年草。らせん状にねじれた穂を出して縄目のようになりながら淡い紅色の小花を開きます。花の形も色も小さくて愛らしい存在です。
この句の「遍路」は春の季語。四国の八十八箇所の霊場を巡行することで御霊の安かれと祈ります。見たままを句にしています。鈴の音が聞こえるようですね。
今日は沖縄本土復帰記念日。1972(昭和46)年、沖縄の施政権が返還されて、沖縄県が発足しました。佐藤栄作首相でした。田中角栄が「日本列島改造論」を発表した年です。
作者ありま・あきとの紹介は、2005年1月11日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・上巻」創元社、2008年刊)
・世の中解決の難しい問題ばかりですね。政治家の力量が問われます。

投稿者 m-staff : 2011年05月15日 09:45

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