[2011年05月18日]

生き得たる四十九年や胡瓜咲く

日野草城(1901~56)

胡瓜(きゅうり)咲くが夏の季語。胡瓜の花、花胡瓜も同意の季語です。
散歩道には一般の農家の畑と共に多くの家庭菜園があります。ご夫婦でせっせと大切に育てている様子がうかがえます。
北海道に住んでいた頃は、家で食べる野菜は菜園で作っていました。中学生の遊びたい盛りでしたので手伝いが嫌だったことを思い出します。胡瓜の花は見るものではありませんが、節ごとに雌花をつけるのを多産のしるしとして喜びます。可憐な花ですね。
作者は戦後すぐに肺結核になり、10年ほど病床にありました。55歳で亡くなっていますから、ちょうどこの句の49年目は病の中でした。「生き得たる」という言葉にさまざまな感慨が込められていますね。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2005年1月9日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・東電の「工程表改訂版」を信じろと言われてもねえ…。

投稿者 m-staff : 2011年05月18日 10:14

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