[2011年05月26日]

夕立は貧しき町を洗ひ去る

松瀬青々(1869~1937)

夕立が夏の季語。ゆだち、よだち、白雨、夕立晴、驟雨、夕立雲なども同意の季語です。
夏になると、ベランダから雲の動きを見ていると、これは夕立になるとすぐに分かります。相模湾が急に黒くなるからです。
夕立は、夏の強い日ざしにより発生した対流性の雲から降る局地性の高いにわか雨のことで、午後、夕方前後に降ることが多いのでこの名前があります。雨の降る時間は短くても降り方は激しく雷を伴うこともあります。
万葉集には次の歌があります。
ゆふだちの雨うち降れば春日野の尾花が未(うれ)の白露思はゆ(作者未詳)
この句は、痛切にしていささかの俳諧味が感じられます。洗い去った後は清清としますね。
作者まつせ・せいせいの紹介は、2007年4月5日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・梅雨の予兆のようなお天気になりましたね。

投稿者 m-staff : 2011年05月26日 09:51

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