[2011年06月01日]

すずかけも空もすがしき更衣

石田波郷(1913~69)

更衣(ころもがえ)が夏の季語。
衣更とも書きます。冬の衣服を夏のものに変えることです。昔は宮中でも民間でも、旧暦の4月1日に衣服や室内の調度を冬のものから夏のものにかえ、10月1日には夏のものを冬に変えました。
現在はいっせいに更衣をする風潮は薄れて、6月1日と10月1日を守っているのは学生の制服とサービス産業関係の職場が中心のようです。
この句は、現代の更衣をよく表現しています。すずかけは並木に多い木で広い葉を青々と広げて木陰を作ります。「すずかけも空も」と呼びかけることによって、冬服から夏服に替える快さが伝わってきます。
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・詩人の清水昶さんが亡くなりました。享年70歳。若い頃はよくお付き合いをしていただきました。このところは年賀状のみでそれもここ3年は返事が返ってきませんでした。お酒が好きでよく「アルコール・ランボー」と言ってからいました。ご冥福を祈ります。合掌。

投稿者 m-staff : 2011年06月01日 09:45

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