[2011年06月07日]

さふいへば鼠花火のやうなやつ

三橋鷹女(1899~1972)

鼠花火が夏の季語。花火、揚花火、仕掛花火、線香花火も同意の季語です。
鼠花火は、子どものころの楽しい遊びの一つです。そのすばやい動きを子ども心に凄いと思いました。
花火には色々な思いがあります。香港で見た冬の花火、冬の熱海の花火、夏よりも冬の花火のほうが印象の深いのは不思議です。
花火という季語は、昔の歳時記には秋季に入っていました。時代につれて花火大会があちこちで開催されて夏の景物になり人々を楽しまされようになった現在では夏の季語になりました。
この句は「さふいへば、やうなやつ」の歴史的仮名遣いの面白さに打たれました。まるで鼠花火のようです。
同じ作家に次の句があります。
半生のわがこと了へぬ遠花火  鷹女
遠い花火を見て、自分の半生が終ったと感じる感性に脱帽。
作者みつはし・たかじょの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・「大連立」あほくさい。政局ごっこは止めなさい。

投稿者 m-staff : 2011年06月07日 10:00

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