[2011年06月10日]

蛍袋に指入れ人を悼みけり

能村登四郎(1911~2001)

蛍袋が夏の季語。釣鐘草、堤燈花、雨降り花も同意の季語です。
雨降り花と言われるように、梅雨の頃によく咲いています。雨に濡れた色合いは特に素晴しく見えます。
キキョウ科の多年草。全国各地の山野で見かけます。枝の先端に堤燈を下げたような釣鐘型の花を下向きにつけます。花の色は淡紅紫色ですが、中には白、紅色もあります。
むかし、子どもが花筒に蛍を入れて遊んだので蛍袋と呼ばれるようになりました。「火垂る」という説もあります。
この句は、5月30日に亡くなった清水昶氏のことを思い出しました。漫画が好きで「ケムンパス」のいたずら書きを貰ったことがありました。
今日は、時の記念日。家の中にある時計の時間あわせでもしましょうか。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・大震災から明日で3ヵ月。いまだ避難者は91,523人。嗚呼。

投稿者 m-staff : 2011年06月10日 11:04

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