[2011年06月17日]

橋ありて水なかりけり額の花

高橋淡路女(1890~1955)

額(がく)の花が夏の季語。額紫陽花、額草、額花なども同意の季語です。
額紫陽花のことです。額縁のように美しい花。花は中心の小花を囲み四角に胡蝶花が咲くので額の花と言われます。落葉低木で紫陽花に似ていますが、紫陽花のように毬状にならずに平らの形をしています。花の中心には藍色の花が咲き、外まわりの萼だけが胡蝶花となります。花の色は開かないときは白、のちに藍紫に変化してゆきます。
この句は、橋があっても川に水のない状態で額の花が咲いていると言う、さびしくしずかなたたずまいが見えるようですね。
作者たかはし・あわじじょの紹介は、2006年6月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・梅雨空がすっぽり大地を覆っています。体までじめじめとしてきますね。

投稿者 m-staff : 2011年06月17日 09:56

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