[2011年06月21日]

しもつけの花の頃にはいつも旅

今井つる女(1897~1992)

しもつけ(繍線菊)が夏の季語。
しもつけの咲いている光景は、ほのかに人が恋しくなりますね。
バラ科の落葉低木。山地に自生していますが、観賞用に庭で栽培しているのを見かけます。枝のいただきに淡い紅色の小さな花が集って半球状に開きます。淡紅色のほかに白色、白と紅の咲き分けなどの種類があります。下野(しもつけ)の国(栃木県)で見つかったのでこの名前がついています。
この句はしもつけが開花する頃には、いつも旅をしていたという作者の回想が主体です。この花を見るとかつての旅を思い出としてよみがえると詠っています。
作者いまい・つるじょの紹介は、2006年10月17日を参照。
(出典:「ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句」NHKサービスセンター、2011年刊)
・関川夏央著「子規、最後の八年」(講談社、2011年刊)を読了。子規の全生涯が簡潔な筆致で記されています。好著。

投稿者 m-staff : 2011年06月21日 10:39

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3633