[2011年07月11日]

羅を着て遠方の不幸かな

長谷川双魚(1897~1987)

羅(うすもの)が夏の季語。軽羅(けいら)、絽、紗、明石、透綾、上布、薄衣なども同意の季語です。
盛夏のころに用いる上質の和服。絹の細糸、薄絹で作った単衣(ひとえ)を言います。婦人のものが多く、昆虫の翅のように薄いものなど、清清しい感じの服です。もちろん、下に肌襦袢などを着ていますから肌までは透くことはありませんが、男性から見ればいささか官能的にうつります。
この句は、「遠方の不幸」と言うぐらいですから旅支度の黒の喪服でしょうね。黒の喪の衣装は女性をよりいっそう美しく見せます。さて、これからどのようなドラマが始まるのでしょうか。
作者はせがわ・そうぎょの紹介は、2006年9月18日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・今日で東日本大震災から4ヵ月目。まだ余震が続いています。何時になったら落ち着くのでしょうか。猛暑の中ご自愛ください。

投稿者 m-staff : 2011年07月11日 09:52

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