[2011年07月19日]

父と子のはしり蚕豆とばしたり

石川桂郎(1909~75)

蚕豆(そらまめ)が夏の季語。はじき豆も同意の季語です。
蚕豆を見るといつも昔お世話になった上司を思い出します。酒の席で蚕豆が出てくると必ず召し上げられていました。関西では蚕豆のことを「はじき豆」ということも教わりました。
秋に種を撒くと春先には花が咲いて、花から育った莢のまだ熟していないうちに莢をはずして茹でます。甘みのある緑色の豆に塩を降って食べます。莢がそらを向くので「そらまめ」、完熟した豆を炒ると皮がはじけるので「はじけ豆」の名前が付きました。
この句は、お父さんと男の子がはじき豆を飛ばして遊んでいる可愛い様子が眼前に浮んできますね。
作者いしかわ・けいろうの紹介は、2006年2月8日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・お疲れ様のなでしこジャパンと一緒にお邪魔虫の台風6号がやってきました。ご注意を。

投稿者 m-staff : 2011年07月19日 10:33

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3681