[2011年07月30日]

時鳥厠半ばに出かねたり

夏目漱石(1867~1916)

時鳥(ほととぎす)が夏の季語。初時鳥、子規、不如帰なども同意の季語です。
時鳥の鳴き方は、「天辺かけたか」「本尊かけたか」「特許許可局」と聞こえます。ごく身近な鳥として古来から親しまれています。
南方から渡ってきて繁殖し、秋にはふたたび南の国へ飛び立つ渡り鳥です。
この句は、時鳥が鳴いている、あいにくのことに、厠(便所)に入っているために直ぐに出て行って聞けないのが残念だ、という意味です。前書きには「障る事ありて或人の招飲を辞したる手紙のはしに」とあります。
1907(明治40)年、時の総理大臣西園公からの招待を断った手紙のはしに書かれていたというエピソードがあります。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・高校野球神奈川大会を制したのは横浜高校。渡辺監督の選手一人一人の個性をよく掴んだ采配に感心しました。今日は増殖する俳句歳時記15周年記念大会で学士会館まで上京。

投稿者 m-staff : 2011年07月30日 09:05

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