[2011年08月02日]

片蔭へ沈む祭の笛の音

秋元不死男(1901~77)

片蔭が夏の季語。日蔭、夏蔭、片かげり、夏木陰も同意の季語です。
片蔭は、炎暑の日蔭です。昼間のやけるような日光も正午を過ぎると少しずつ木の下や家の軒に日蔭が生れてきますね。道を行く人がぼんやりと佇んだりしています。暑いので人はこの日蔭を選んで通り、ときに一息をついたりしています。家の縁側の日蔭で寛いだりすることもよく見かけます。このごろは縁側のある家が珍しくなりましたが。
この句は、その片蔭に祭の笛の音が沈んで行くように見えると作者にしては叙情的な風景を句に仕上げています。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・円高ドル安は依然続いています。日本と米国は借金の山。どうなることやら。

投稿者 m-staff : 2011年08月02日 10:34

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