[2011年08月04日]

ゆく道のまつすぐに秋近きかな

倉田紘文

秋近きが夏の季語。秋を待つ、秋近し、秋迫る、秋隣、秋の境、来ぬ秋なども同意の季語です。
真夏にどうしたら秋を感ずることが出来るでしょうか。長い暑い夏に耐えてくると、ほんのちょっとした風のそよぎに秋を感ずることが出来ます。秋近しという言葉には、いよいよ待ち望んでいた秋を迎える喜びの心が潜んでいます。
蝉の声はどうでしょうか。法師蝉が聞こえてきますね。草の陰では虫が鳴きはじめました。朝夕の涼しさがちょっぴり嬉しくなります。
この句は、暑さの中でうすぼんやりとした道に秋が近くなって、まっすぐにはっきりと見えるようになった、と言う普通の人には見えないものが作者には見えているようです。
作者くらた・こうぶんの紹介は、2009年3月24日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・裏の武山ではこのときとばかりにものすごい勢いで蝉が鳴いています。秋が近くなってきましたね。

投稿者 m-staff : 2011年08月04日 09:12

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