[2011年08月28日]

蓑虫の音を聞きに来よ草の庵

松尾芭蕉(1644~94)

蓑虫が秋の季語。鬼の子、鬼の捨て子、父乞虫(ちちこうむし)、みなし子、親無子などが同意の季語です。
みのがの幼虫。糸を出して、木の葉や小枝にぶらさがり、袋を作ってその中に住みます。その蓑の中を移動して木の葉を食べます。雄は蛾になって飛びますが、雌は一生巣を出ません。蓑虫は鳴くと言われていますが、発声器官はありません。かねたたたきと間違われたものでチ、チ、チと鳴いて父を乞うと言われてきました。このことや姿、生態の面白さから俳句の雰囲気によく呼応しますね。
この句は、草で結んだ庵に来れば蓑虫の鳴いているような幻想的な感慨にひたれますよと詠っています。
作者まつお・ばしょうの紹介は、2005年2月21日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・アメリカではハリケーン「アイリーン」、日本では台風11、12号が同時に襲来してきています。耐えるしかありませんね。

投稿者 m-staff : 2011年08月28日 10:13

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